令和4年度町民福祉講座『認知症とともに笑顔で生きる~つながりの先のあなたへ~』

 町民の皆様と地域共生を考えていく「町民福祉講座」。

 

 今年度は「認知症当事者の方から“つながり”へのメッセージ」をテーマに、

県内在住の若年性アルツハイマー当事者 丹野智文さんからの講演と、会場参加型の対話形式で開催しました。

 

「できること、行動を奪わないでください。

 失敗しても怒られない環境、本人がやりたいことを言える環境、人と人とがつながる環境こそが大切で、

 そのつながりが私を笑顔にさせてくれるのです。」

 

  …丹野さんからの力強いメッセージに、参加した57名の町民は深くうなづき、涙し、笑顔で聴講されていました。

 

「本人を第一に考えることを忘れていたと気づかされました。そして、“自分事”として他者との関わりを考えたいと思いました。」

「感激して、希望がわいてきました。つながりの大切さを教えていただきました。」

  

 参加者アンケートには、気づきと感動、丹野さんへの感謝のメッセージであふれていました。

 

 

 どんな状況でも安心して暮らし続けられる地域をつくるには、私たち一人ひとりが「つながりの主人公」として想い合うこと、

「たったひとりの声」を大切に受けとめていくことが必要だということを、改めて胸に刻む機会となりました。