町民の皆様と地域共生を考えていく「町民福祉講座」。
今年度は「認知症当事者の方から“つながり”へのメッセージ」をテーマに、
県内在住の若年性アルツハイマー当事者 丹野智文さんからの講演と、会場参加型の対話形式で開催しました。
「できること、行動を奪わないでください。
失敗しても怒られない環境、本人がやりたいことを言える環境、人と人とがつながる環境こそが大切で、
そのつながりが私を笑顔にさせてくれるのです。」
…丹野さんからの力強いメッセージに、参加した57名の町民は深くうなづき、涙し、笑顔で聴講されていました。
「本人を第一に考えることを忘れていたと気づかされました。そして、“自分事”として他者との関わりを考えたいと思いました。」
「感激して、希望がわいてきました。つながりの大切さを教えていただきました。」
参加者アンケートには、気づきと感動、丹野さんへの感謝のメッセージであふれていました。
どんな状況でも安心して暮らし続けられる地域をつくるには、私たち一人ひとりが「つながりの主人公」として想い合うこと、
「たったひとりの声」を大切に受けとめていくことが必要だということを、改めて胸に刻む機会となりました。